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静岡債務整理相談センターTOP > 任意整理 > 任意整理でクレジットカードの利用分も減額できる?
「クレジットカードの借金も任意整理で減額できるの?」
「クレジットカードのショッピング枠も任意整理できるって本当?」
クレジットカードはネットショッピングや公共料金など様々な支払いに使うことができ、キャッシング枠を利用すれば直接お金を借りることもできますが、使いすぎなどで返済ができなくなってしまうことも多いという問題があります。
返済できなくなったクレジットカードの支払いは、キャッシング枠もショッピング枠も任意整理で減額してもらうことができます。
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠がありますが、どちらも任意整理で減額してもらうことができます。
任意整理は弁護士事務所や司法書士事務所に依頼するだけでできるので、とても簡単です。
クレジットカードには、買い物や公共料金の支払いなどに利用できるショッピング枠と、直接現金を借りることができるキャッシング枠がありますが、どちらの支払いも任意整理によって減額することができます。
クレジットカードの金利や分割払いの手数料は消費者金融の金利と同じくらい高いので、任意整理で利息をカットすると確実な借金減額効果が感じられます。
また、返済期間を60回払い程度に延長してもらえるので、毎月の返済が楽になります。
例えば、イオンカードのショッピング枠50万円とJCB一般カードのキャッシング枠30万円の利用がある場合、金利や手数料を含めると毎月4万円程度、合計96万円程度を返済しなければなりません。
ここで任意整理をすると、利息の約16万円は0円になり、毎月の支払いも1万3000円程度まで抑えられます。
毎月4万円を超える支払いがあると生活がつらくなってしまうという人でも、毎月1万3000円程度の支払いなら余裕を持って返済できるのではないでしょうか。
クレジットカードには、毎月一定額を返済する「リボ払い」という機能があります。
リボ払いは便利な反面、気付かない間に支払総額がどんどん増えていってしまうという危険性があるのです。
リボ払いの手数料も消費者金融の金利と同じくらい高いので、毎月の支払額が低めのリボ払いにしている場合や支払総額そのものが高額な場合だと、毎月の支払いのほとんどが手数料に充てられてしまい、元本が減らないという状態に陥りがちです。
しかし、リボ払いにしていて返済できなくなってしまったクレジットカードがあるという人も、任意整理で解決することができます。
リボ払いの手数料も任意整理で0円にしてもらえるので、任意整理後は元本のみを60回払い程度の分割で返済していけば、支払いを完済できます。
任意整理をするには、まず弁護士事務所や司法書士事務所へ行って事前相談をすることになります。
借金額やあなたの収入などを考慮したうえで任意整理が最適だということになったら、正式に契約を結んで任意整理を依頼します。
任意整理を依頼するときは印鑑・身分証明書・住民票が必要になるので、事前相談のときに持参すれば当日に契約を結ぶことができます。
また、任意整理したいクレジットカードも持参するようにしましょう。
契約を結んだ後は、法律事務所からクレジットカード会社へ「受任通知」が送られ、その効果で任意整理が完了するまでの間、クレジットカードの督促がストップします。
任意整理が終わるまでには通常2~6カ月程度がかかるため、この期間に任意整理の費用を分割払いで支払うことになります。
任意整理の場合、費用の支払い以外に本人がやらなければならないことは特にないので、待っているだけでOKです。
クレジットカード会社との和解が成立したら、和解した条件に沿って返済が始まります。
任意整理をすると、約5年間クレジットカードの利用や作成ができなくなります。
ここでは、クレジットカードが使えない間の対策も併せて紹介します。
任意整理をすると、クレジットカード会社などが加盟している「信用情報機関」に情報が登録され、いわゆる「ブラックリスト」状態になります。
ブラックリストに載っている間は、クレジットカードの利用や作成ができません。
また、信用情報機関に加盟している会社は登録された情報を閲覧することができるため、任意整理をした会社以外の会社でクレジットカードを作ろうとしても、ほとんどの場合審査に落ちることになります。
つまり、ブラックリスト中は持っていたクレジットカードを使うことができないのに加えて、どこの会社でもクレジットカードを作ることが難しくなるということです。
一度ブラックリストに載ると永久にクレジットカードが使えなくなるのかというと、そうではありません。
任意整理から約5年が経過すると信用情報機関の情報が削除され、再びクレジットカードを使ったり作ったりできるようになります。
ただし、信用情報機関の情報が削除されても通知などは特に来ないため、ブラックリストが解除されたかどうかを確実に知りたい場合は、信用情報機関に信用情報の開示請求をする必要があります。
信用情報機関にはJICC・CIC・JBA(KSC)の3種類があり、JICCとCICはスマホ・PC・窓口・郵送で、JBAは郵送のみで信用情報の開示を受け付けています。
なお、信用情報の開示には500~1000円の手数料がかかります。
ブラックリストによる制限を受けてクレジットカードが使えない期間は、代わりにデビットカードやプリペイドカードを作っておけば、あまり不便だと感じずに過ごすことができます。
デビットカードとは、支払いをするとすぐに口座からお金が引き落とされるカードです。
プリペイドカードとは、あらかじめチャージしておいた金額の範囲内で支払いができるカードです。
どちらもVISAやJCBなどメジャーなブランドのものがあり、見た目もクレジットカードと似ているので、同じような使用感で使うことができます。
ただし、分割払いでの支払いはできないので注意してください。
任意整理後はクレジットカードが使えなくなるため、公共料金やスマホ代などの支払いがクレジットカード払いになっていると、クレジットカードが利用停止になったときに滞納となってしまいます。
その場合は、あらかじめ料金の支払方法をコンビニ払いや口座引き落としなどに変更しておきましょう。
任意整理でクレジットカードが使えなくなると、クレジットカードに付随しているサービスであるETCカードも使えなくなってしまいます。
一般的なETCカードはクレジットカードと一体型になっているか、クレジットカードに附属のカードとなっているため、ブラックリスト中はETCカードを新規で作ることもできません。
しかし、クレジット機能のないETCパーソナルカードであれば、クレジットカードが使えない間も問題なく作ることができます。
ETCパーソナルカードを作るには、ETCパーソナルカードWebサービス(https://www.etc-pasoca.jp/)で申込書を作成して、ETCパーソナルカード事務局へ郵送してください。
なお、ETCパーソナルカードを作るには、一定額のデポジット(保証金)を預けておく必要があります。